コラム:未来を紡ぐ
国際ファッション専門職大学生による伝統体験「桐生ゼミ」 染め直し体験
国際ファッション専門職大学の平井秀樹教授のゼミでは、桐生をフォールドに年間を通じた「桐生ゼミ」を行っています。学生たちは繊維関係者から講義を受けたり、染色、織物、刺繍などの工場を見学したり、また、地場の産業を支える人への取材活動を通して、産地が持つ伝統技術を若い感性で国内外に発信していけるような学びを行っています。今回はその一環として、桐生市にある創業百年の染色工場から生まれたKIRISENで、4世代に渡って継承されてきた染色技術を体験しながら服の再生の楽しさを学びました。その根底にあるテーマは、「大量生産・大量廃棄問題に伝統技術を生かした解決策を探る」こと。着なくなった洋服、両親の思い出の服などを持ち寄り、もう一度染め直す。服が生まれ変わる楽しみをとおして「若者が何を感じ」、「何を受け取ったか」をレポートします。
体験内容
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籠染め
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抜染
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タイダイ
レポート
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体験を終えて 「手作業から生まれる
可能性とワクワク感」 楽しかったです。まさかあんなに綺麗な色に染まるとは思っていなかったです。一つ一つ手作業で染めたのですが、手作業だからこそ生まれる偶然性や可能性があったり、同じものはふたつとできなかったり、手.... もっと読む -
桐生という町 「新しい見せ方に挑戦する雰囲気
に粋を感じる」 一か月間、実際に桐生に住んで、インターンとして刺繍の会社にお世話になりました。社員のみなさんが前向きに未来を考えて動いていて、新しいことに挑戦する雰囲気が、とても粋だと感じました。刺繍という.... もっと読む -
サステナブル 「作る過程を知ることで
物の価値観が上がる」 服が作られるバックグランドを知ることは、とても大切だと思いました。今回、職人さんたちがどんな想いをもって、手作業で作ってきたのかを目で見て感じることができました。市場に出ている服も、完成までの.... もっと読む -
「桐生ゼミ」について 「実習にも重きをおいた
新しいスタイルの大学にしたい」 国際ファッション専門職大学と言いまして、3年前に開学したんですけど55年ぶりの大学制度の改革でプロフェッショナルを育成していこうと言う、実習にも重きをおいた新しいスタイルの大学としてはじまりま.... もっと読む